ギョウザの玉将,札幌初上陸(注:今日は4月1日)
本日は4月1日です。新年度の始まった今日,ギョウザで有名な「玉将」が札幌に初上陸いたしました。
「玉将」と言えば,関西では著名な中華チェーン店ですが,異常に安い値段設定(ギョウザ1人前100円)や,皿洗いをすれば定食がタダになる(但し学生限定),スパルタンな新人社員研修など,何かと話題を集めている企業です。
初めて「玉将」を訪れる者にとって戸惑うのは,注文する際の独特のシステムです。
各テーブルには,小型のマイクが備え付けられており,それが厨房のスピーカーに接続されています。そして,客は独特の暗号を用いて,厨房に直接料理を注文しなければなりません。
暗号といっても,さほど凝ったものではなく,基本は料理の名前と,数の組み合わせです。しかし,各々が中国語風の言い方になっているものが多く,例えばギョウザは「コーテル」,チャーハンは「ソーハン」,鶏唐揚は「エンザーキー」などといいます。数は1,2,3,4が「イー,リャン,サン,スー・・・・」という感じです。初心者にはハードルが高い。
例えば,3番テーブルから,チャーハン1人前を頼む際は,以下のようにマイクで話します。
「3番から,ソーハンイー」
鶏唐揚2人前なら,
「エンザーキーリャン」
です。
ところが,ギョウザ2人前の場合,
「リャンガーコーテル」
と,数を表す言葉が先に来て,しかも接続詞の「ガー」が挟まるので注意を要します。また,複数の料理を頼む場合,ギョウザのオーダーを先頭に持ってくる必要があります。例えば,ギョウザ4人前,チャーハン1人前,柳麺(ラーメン)1人前ですと,
「スーガーコーテル,ソーハンイー,やなぎイー」
となります。「やなぎ」だけ日本語風なのは困りものですね。
他にも,大エビとクルトンのチリソースですと,「カンシャオターシャ」,小エビとクルトンのチリソースですと「カンシャオシャーレン」など,難易度の高い暗号が多数あります。
なお,生ビール1杯ですと,
「生中イー」
とそのまんまであり,大盛り麻婆丼1人前は,
「じゅんちゃんイー」
となります(これは,関西の某店に勤務していた「じゅんちゃん」というバイト君が麻婆丼大好きだったことに由来しています)。
かように,「玉将」は大衆中華の割には一見さんお断りの雰囲気がぷんぷんと漂っているのですが,このシステムが札幌でそのまま通用するのか,注目ですね。話の種に一度足を運んでみられてはいかがでしょうか。
「ギョウザの玉将 札幌店」札幌市東区北○条東○丁目
以上,今日は4月1日ということで,それらしいエントリーを書いてみました。
なお,真面目な話として,「大阪王将」という関西中心に展開している中華チェーンが札幌に初開店したという話があります。光星のホーマックの近くで,我が家からそんなに遠くではないので,また行ってみようと思います。