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2011年3月27日

いろいろ

しばらくバタバタしていて当ウェブログも更新できませんでした。地震のことを中心に,この間考えているようなことをいろいろと。


今回の太平洋沖地震で亡くなった方が1万人を超えることが確認されたとのこと。圧倒的な被害の大きさに驚くばかりです。11日の地震発生直後は,すぐに大津波警報出たから,多くの人は無事に逃げきれたものと思いこんでいたのですが,こんなに多くの人が津波に巻き込まれるなどとは想像もしませんでした。ご遺体の収容も思うように進んでいないようで,本当に心が痛みます。避難所などの状況も過酷を極めるようで,心よりお見舞い申し上げます。街中の募金箱にいくばくかのお金を入れる程度のことしかできていないのですが,また出来る限りのことをしたいと思っています。


福島第一原発の状況もなかなか好転しないまま,放射能の流出がいつ止まるのかもわかりません。朝日新聞の記事ですと,原子力安全委員会の24日段階の推計でも3万テラベクレルは出ているようですね。ベクレルだと何となくピンと来ないので,昔のキュリーに直すと,1キュリーが370億ベクレルなので,数十万キュリーは漏出したことになります。どの核種による値かは記事からはよくわからないのですが,信じられないような大量放出。また,作業員の被曝事故も発生したとのことで,暗澹とした気持ちになります。札幌でも水のまとめ買いをしている人を見るようになりました。


5月の司法試験で,仙台会場が使えなくなってしまい,仙台で出願した受験生は会場変更の手続きが行われているようです。該当の受験生でご覧になっている方がいるかどうかわかりませんが,札幌会場の印象についての過去記事を以下に示します。多少の参考にでもなればいいのですが。


試験会場としてのSORA」(2009年3月20日付エントリー)


そんな落ち着かない気分の昨今ですが,明日で民事裁判修習が終わり,検察修習に移行します。ホンマ,司法修習はあっという間に過ぎていきますね。刑事系は苦手意識があり,やや不安です。

(2011.03.28追記)
当エントリー中,原発からの放射能放出について「どの核種による値かは記事からはよくわからないのですが,信じられないような大量放出」としたくだりがありますが,読み返してみると「何かよくわからないけど怖ろしい」みたいに危機感を煽るような趣旨に捉えられてしまう危険性があるように思えてきました。

私が当エントリーで言いたかったのは,いかなる核種によるものであれ,数十万キュリーの放出という事態そのものが,これまで国内で発生した原子力事故とはあきらかに桁違いの規模であり,信じられないようなものである,ということです。この点は,報道されている内容に照らして間違いのないところであろうかと思われ,この点についてよくわからないまま書いたということではございません。朝日新聞の元ネタ記事でわからないのは,あくまでも「核種が何か」ということです。

以上,念のため若干補足しておきたいと思います。

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