ESSOの看板
『1Q84 Book3』読了。
物語の世界の微妙なねじれ具合をとりあえずそういうものとして受け入れることで、昨年読んだ時受けたもやー、とした感じが消失した感じ。前回は物語の世界に十分にうまくひたれていなかった、ということかもしれません。そして、謎はまだ残されていますが、Book3でBook1、2の多くの謎が回収された感じです。
ガソリンスタンド「ESSO」の看板(虎の絵が描いてあるもの)が意外と重要な役割を果たしていますが、1984年当時にそんな看板があったというのが思い出せません。
今後、Book4にさらに続くのか、という点は関心を抱かざるを得ない問題ですが、Book1には「4月-6月」、Book2には「7月-9月」、そしてBook3には「10月-12月」と副題がつけられていますから、さらに続かせるとその時点で1984年の話ではなくなってしまうので、多分Book3で完結なのではないかな。