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2010年4月の記事一覧

2010年4月 1日

軽犯罪法百撰(注:今日は4月1日)

いよいよ4月1日。新しい年度のスタートです。

さて、今日は本のご紹介。

軽犯罪法は、実務的には重要な法律ですが、あまり専門的に研究している人も多くないようです。

そんな中、宥悲閻の別冊ヅュリス卜として「軽犯罪法判例百撰」が出されるという噂が。

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要注目ですね。

そんなことを書いている今日は4月1日です。

2010年4月 2日

徐々に馴染んできたか

昨日はエイプリルフールのおばか記事の仕込みがあったため書きませんでしたが、年度はじめの昨日、妻が育児休業から復職。娘も保育園に正式入園しました。

昨日の娘は朝大泣き、夕方迎えに行ったときも大泣きでしたが、2日目の今日は余り泣いた様子もなく、大人の都合からすると「いい子」にしていたようです。

徐々に保育園に馴染んできたのかもしれません。

あ、あと、今日は晩に娘をつれてファミレスのガストに行ってみました。娘は何とか騒がずに我慢できていました。おもちゃをもらってご機嫌だったようです。

空いている時間帯ならファミレスでも何とかなりそうです。

明日明後日と新司法試験模試の後半戦。

2010年4月 3日

風邪ひいた

今日は直前模試の3日目。午前中は選択科目3時間でしたが、土曜日で教室のスチームが切れていました。

んで、そのせいか風邪をひいてしまいました。午後は暖房のある部屋に教室変更になったのですが、頭が痛くて辛かった。

葛根湯を飲んで寝ています。

2010年4月 4日

39.3度

昨日からワタクシ風邪っぽいのですが、今朝、今度は娘が発熱。しかもいきなり39.3度をたたき出して過去最高記録を更新。ワタクシの風邪だの何だのという話は吹っ飛んでしまいました。

夜に至って38度台の前半まで落ち着いてきましたが、39.3度には驚いた。

とりあえず熱以外の目立つ症状はないので、明日にでも小児科に行ってこようかと思います。元気がなくかわいそうです。

早速保育園お休みだなぁ。

2010年4月 5日

二宮金次郎

昨日発熱していた娘は今朝になって平熱に。「突発性発疹」と踏んで3日は続くかと予測していましたが、どういうこっちゃ。

ま、熱が下がって何よりでしたが、念のため今日は保育園を休んで、妻は仕事なのでワタクシが家で様子を見ていました。

二宮金次郎よろしく娘を背負って勉強しようと思いましたが、泣くのと重いのとで難しい。結局あやしたり一緒に遊んだり離乳食を食わせたり、と勉強は捗らず。ま、仕方がないですね。

2010年4月 6日

北分館

今日は大学の付属図書館の北分館にて勉強していました。法学部の建物より、娘の保育園の送迎には便利なので。

H大関係者ですと、ブース式の閲覧席を貸してもらうことができるので、なかなかいいですね。

2010年4月 7日

重要判例解説出てますよ

今日、法科大学院のクラスの人に学内で出くわし、有斐閣のジュリスト臨時増刊「重要判例解説」が出ているということを聞きました。

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いや、マジで要注目ですね。

2010年4月 8日

玻南ちゃんという名前は認められない

「玻」は名前に使えず 両親の特別抗告を棄却 最高裁」(ヤフーニュースより)

以前紹介した、「玻南」とかいて「はな」と読む名前での出生届が受理されなかった事件で、最高裁も特別抗告を棄却したというニュース。

「玻」は戸籍法50条にいう「常用平易な文字」には当たらないという判断を最高裁はしたということになります。難しいところですが、「玻」という文字は「平易」ではあるが「常用」ではないかもしれないですね。

いい名前だと思っていたので、残念ですな。

2010年4月 9日

行政書士ドラマに敏感な大阪弁護士会

ドラマ「カバチ」でTBSに抗議=「行政書士が示談交渉」-大阪弁護士会」(ヤフーニュースより)

TBS系列で先日やっていた行政書士に関するドラマ「特上カバチ!!」について、大阪弁護士会がTBSに抗議文を送ったというお話。

なんぞ似た話があったな、と思ったら、去年だったか、NHKのドラマで行政書士が離婚の相談に応じるシーンがあったのに対してやはり大阪弁護士会が抗議文を送ったというのがありましたね(参考資料)。

件のドラマ、観ていないので何とも言えない面もあるのですが、「特上カバチ!!」の原作であるモーニングに連載されているマンガを想起すると、ま、非弁的な描写がドラマ中にあったんでしょうけどね。でも、このマンガ(前作含む)、ドラマ化されるのは2回目の筈ですが、前回大阪弁護士会は抗議したという話は聞かないなぁ。

弁護士会の単位会が業際問題に敏感になっているのも、増員による仕事の奪い合いが背景にあるのでしょうかね。

業際といえば、大々的に宣伝して過払いを扱っている司法書士法人のアヴァンス法務事務所を弁護士法違反で告発したのも大阪弁護士会でしたな。

2010年4月10日

赤い矢印

<野口聡一飛行士>「宇宙戦艦ヤマト」シャツで古代進気分?」(ヤフーニュースより)

国際宇宙ステーションで活動中の野口聡一さんが「宇宙戦艦ヤマト」の乗組員制服デザインのTシャツを着用したというお話。

JAXAのページへのリンク

こんなTシャツあるんやな。変なTシャツが大好きなワタクシとしては要チェックというところです。

あと、上記写真では一緒に活動している山崎直子さんの髪が無重力で浮き上がっているのも興味深いですね。

2010年4月11日

お世話になるかも

奨学金返済「半額」 最長10年の救済措置」(ヤフーニュースより)

学生支援機構の奨学金の返済に関して、年収300円300万円以下の場合だと10年間半額にしてくれるという話。

仮に20年で返済の予定だった場合、うち5年分を10年かけて返済することになるから都合25年で返済することになりましょうか。

もし実現するならありがたいことです。

2010年4月12日

耳鼻科

ここ最近、鼻の中が異常に乾燥してムズムズするので、思い切って耳鼻科に行ってきました。

とりあえず、鼻の炎症を抑える内服薬を処方されました。

2010年4月13日

今日も強風

札幌で最大風速30m超の強風、6人けが」(ヤフーニュースより)

先月も一度やたらと風の強い日がありましたが、札幌は今日もかなりの強風。

最大瞬間風速が30.8メートルだったそうですよ。

2010年4月14日

週イチで発熱

保育園に行き出すと病気ばかりするといいますが、うちの娘も例外ではなく、また発熱しました。今度は38度台。

今回は前回とは異なり、咳がひどいので、また別のウイルスをもらってきたのでしょう。

小児科行きだなぁ。

2010年4月15日

昼寝もせず・・・・

娘の熱は少し下がって37度台の後半くらいにはなりましたが、咳鼻水がひどくなってきたので、小児科に連れて行き、解熱薬や鎮咳薬、去痰薬などをもらってきました。

折悪く今日は妻が残業で帰りが遅くなることが予めわかっていたので、一日私が家で見ていましたが、のべつ抱っこをせがまれ、昼寝もほとんどせず(抱っこで少々寝た程度)、夕方になると母恋しで泣きやまなくなって大変でございました。

おかげで今日は勉強一秒も出来ず・・・・。

2010年4月16日

選手交代

今日は妻が仕事を休んで娘を家でみてくれました。おかげで今日は大学に出向いて勉強ができました。

娘は午後になってまた熱が上がりだしました。どうも具合がよくありません。

2010年4月17日

変な癖がついていなければいいのですが

今日は肢別本の版元の短答式模試(いわゆる総択)を受験。短答式答案練習会のおまけで受験出来たので。

点数は、短答式が得意とはいえないワタクシとしてはかなり上出来といえるものでした(自己採点によると過去最高点。でも80%点には少々及ばない)。ただ、ワタクシ今年はずっと肢別本の版元の答案練習会を受けてきて、おまけに短答対策も肢別本プラス判例六法という方法をとっているので、今回の結果は、予備校プロパーの変な癖がついたおかげで点数がのびた可能性があるので、決して油断してはなりませぬ。

でも、ようやくにして本番でも80%点が狙える位置にはつけられたと思うので、あと3週間ほど、さらにブラッシュアップしていきたいと思います。


※ ※ ※

娘の体調は相変わらず熱が上がったり下がったり。あまりに苦しそうにしているので、初めて解熱薬を使いました。

2010年4月18日

アニキの記録、ついに途切れる

<阪神>金本、世界記録ストップ...勝利優先、男の決断」(ヤフーニュースより)

プロ野球阪神の金本知憲選手がスタメンから外れ、世界記録更新中だった連続フルイニング出場が1492試合で途切れてしまいました。

今季はプロ野球の結果をフォローすることが全く出来ていないのですが、金本アニキは肩を痛めていたようですな。1492試合というと、年間130試合で11年以上ということになりますから、その間フルイニングで出場するためには体調管理に万全を尽くさなければ出来ないことでしょうね。しかも今年で42歳やし。アニキのこれまでの努力に敬意を表します。

8回に代打で出場して、歴代2位である連続出場記録は継続(今日で1638試合)しているとのこと。1位は「鉄人」こと元広島の衣笠祥雄氏の2215試合だそうですから、怪我を治して衣笠氏の記録更新を目指してほしいですね。でも、年間130試合として4年以上かかるなぁ。


※ ※ ※

娘の熱は相変わらず。痰がたまってゼロゼロしているので、明日また小児科に連れて行きます。

ワタクシも妻も娘に伝染されたのか風邪っぽくなってきました。

2010年4月19日

C反応性タンパク

娘は相変わらずの体調なので、再び小児科へ。

念のため血液検査をしたところ、白血球数とC反応性タンパクとかいうのの値がやや高く、抗生物質が追加で処方されました。

あと、やや貧血傾向があるということも判明したので、帰りにレバーを買ってきて食べさせています。

もうしばらく、様子を見る必要がありそうです。

なお、妻も私もいよいよ風邪の症状を呈してきました。一家全滅の危機。

2010年4月20日

シャボン玉

山崎さんシャトル帰還=日本人最後、一時代に幕-米ケネディ宇宙センター」(ヤフーニュースより)

スペースシャトルのディスカバリーが無事帰還。無事で何よりでした。

山崎直子飛行士 赤いシャボン玉できた 長女の疑問に実験」(ヤフーニュースより)

個人的に興味深かったのは上記のエピソード。

今回のミッションでディスカバリーに搭乗していた山崎飛行士の娘さんが幼稚園の時に、入浴剤で着色したお湯で作ったシャボン玉がなぜか透明になることに疑問をもった。父親といろいろ試してみると、シャボン玉の下にしずくが垂れ、そこだけに色がつくことが分かった。「しずくができない無重力なら色がつくかも」ということで、母親がスペースシャトルで宇宙に飛んでいって無重力空間で試してみた、という次第。

「母ちゃん、ちょっくら宇宙行って試してみるワ」というのは宇宙飛行士である母ちゃんにしかできない芸当ですが、子どもの素朴な疑問に親がきちんと向き合って、いろいろ試すなどして子どもの納得がいく答えを出してあげた、という姿勢はどの親でもなしうることですよね。見習わねば。


※ ※ ※
娘から伝染されたと思しき風邪、今日は喉の痛みに耐えかねて病院に行って来ました。喉が赤くなって化膿寸前ということでした。あれこれ薬を処方されました。妻も微熱プラス頭痛その他を訴えていますが、授乳中につき葛根湯くらいしか薬が飲めない・・・・。

娘はようやく熱が下がりましたが、相変わらず咳がひどい。

2010年4月21日

受験票

新司法試験の受験票が届きました。札幌会場、環境法と間違いなく受理されており一安心。

いよいよ、試験も間近だなぁ。

2010年4月22日

鳥居の意味

神社施設集約、有償提供へ=最高裁違憲判決で-北海道砂川市」(ヤフーニュースより)

1月に最高裁で違憲判決の出た、北海道砂川市の空知太神社(関連記事)について、市が宗教性を帯びた祠や鳥居を敷地内の一部に集約し、氏子らに有償で貸し出す方針を固めたというお話。

どういうことをするかということについては以下の北海道新聞の記事が詳しいです。

砂川市有地、有償貸与 政教分離訴訟 宗教施設を集約」(北海道新聞より)

要約すると、

・神社と町内会館を兼ねた施設から祠を移設し、「神社」の看板を外す
・鳥居の近くに立つ「地神宮」と記した碑の文字を「開拓記念碑」に彫り直す
・市有地1500平米のうち鳥居と祠を集約した60~70平米を年間4万~5万円で氏子に賃貸する。
・集約の工事費は氏子側が負担する

各施設の位置関係がどうなっているのかわかりやすい資料がないかと思い、 探しましたら北星学園大学の齊藤正彰教授が現地の詳細な写真レポートをご自身のサイトにアップされていたので、参照しましょう。

憲法的探見隊 空知太神社編」(齊藤正彰教授のサイトより)

砂川市は、上記の措置で違憲状態が解消されると主張しているのですが、どうでしょう。

そもそも、鳥居は神域と俗界を区画する結界の意味があるらしいのですが(ウィキペディアより)、上記写真からわかる各施設の位置関係からすると、町内会館から祠を引っ張り出して鳥居の近くに置いたとしても、鳥居が町内会館の前にドンと建っていたら、町内会館の敷地も含めて神域という感じになってしまい、社会通念上、市と本件神社ないし神道とのかかわり合いは依然相当とされる限度を超えるといえないでしょうか。

どうも、小手先感が否めない感じです。

2010年4月23日

腹筋

娘から伝染された風邪、かなりよくなってはきましたが、咳のしすぎで腹筋が痛くなってしまいました。

感染源の娘はすっかりよくなった様子で元気にしています。

今月頭に受験した新司法試験の全国模試、成績は中位というところでした。まぁ出鱈目書いた割にはそんなに悪い成績にはならなかったということで、本試験も特攻決定です。

2010年4月24日

韓国の行政訴訟

群山発電所建設取り消し訴訟、原告が敗訴」(Chosun Onlineより)

韓国の全羅北道(チョルラプクド)群山(クンサン)に建設されている火力発電所の建設認可差し止めを求める裁判で、ソウル行政裁判所は原告敗訴の判決を下したというニュース。

記事の限られた情報からですが、日本の行政訴訟と比較するといろいろ興味深い。

韓国の行政訴訟法(韓国Web六法へのリンク)は、おそらく日本の行政事件訴訟法を参考にして作られたと思われ、規定ぶりが割と似ています。例えば、韓国の行政訴訟法3条は、行政訴訟として抗告訴訟、当事者訴訟、民衆訴訟、機関訴訟を用意していますが、この規定は日本の行政事件訴訟法2条とほぼ同じです。

そして、抗告訴訟については取消訴訟、無効等確認訴訟、不作為違法確認訴訟の3類型があるのも(行政訴訟法4条)、2004年改正前の日本の行政事件訴訟法と共通です。

尤も、韓国では行政事件は行政裁判所(行政法院)という専門の裁判所が設けられているのが日本との比較では大きく違います[法院組織法40条の4(韓国Web六法へのリンク)]。

本件は、抗告訴訟の中でも取消訴訟ですが、記事では、「大田地域の環境運動家13人に対しては、「工事と関連して利益の侵害を受ける立場にない」として、原告としての資格を認めなかった」とあります。行政訴訟法12条が、取消訴訟の原告適格につき「処分等の取消を求める法律上利益がある者が提起することができる」としていることから、群山から離れた大田(テジョン)の住民には原告適格がないという判断になったのでしょうか。

また、記事では「判決理由について裁判長は、「発電所建設を推進する中で、環境影響評価の対象地域である舒川郡住民の意見がまったく取り入れられなかったため、手続き上問題があったことは認められる。しかし認可が取り消されてしまうと、安定した電力の供給に問題が生じるなど、社会的に大きな損失が予想される」などと説明した」とあります。ここを読むと、どうも事情判決っぽい雰囲気があるなと思いますが、行政訴訟法28条1項には、「原告の請求に理由があると認める場合においても、処分等を取り消すことが顕著に公共福利に適さないと認めるときは、裁判所は、原告の請求を棄却することができる。この場合、裁判所は、その判決の主文でその処分等が違法であることを明示しなければならない」と事情判決の規定があります。尤も、ここの判断は環境影響評価の手続に問題があったけど処分を違法ならしめないという趣旨かもしれませんから、よくわかりません。

あと、本件訴訟はいわゆる自然の権利訴訟で、原告として「クロミヤコドリ」という鳥が名を連ねていたようですが、裁判所は「原告としての能力がない」としたとのこと。韓国でも自然の権利訴訟は認められていないということですな。

2010年4月25日

フェア・チャレンジの精神

去年の新司法試験について、考査委員のヒアリングがようやく発表されています(こちら)。

その中で、答案の体裁についてのコメントが一昨年に引き続き出されているので、ご紹介。

まず、一昨年(2008年)の新司法試験考査委員(公法系科目)に対するヒアリングの概要より。

「答案の書き方について,採点に当たった委員から問題が指摘されているので,受験生に注意を促す意味で,若干述べておきたい。答案用紙の左側,行頭を4分の1ほども空けて記載している答案がある。多くの字数分を空ける書き方は,場合によっては奇異な印象を与え,特定答案とみなされる可能性もあるということに留意すべきである。」

予備校の参考答案とかでもよく見る方法ですし、私もやっているのですが、答案作成に際して、答案用紙の行頭側に余白を空けている方法が、特定答案とみなされる可能性ありとして批判されていました。

この点について、昨年(2009年)新司法試験考査委員(公法系科目)に対するヒアリングの概要でも、再度以下のように触れられています。

「最後に解答の体裁に関して申し上げておきたいことは,フェア・チャレンジの精神を忘れないで欲しい,ということである。具体的には,毎行必ず行の頭を大幅に空けて書き,例えば,一行の3分の2ぐらいしか書いていない答案がある。採点実感等で注意をしてきているので,その数は減ってきており,良い傾向であると思っているが,なお散見される。「枚数稼ぎ」などせず,答案用紙に思う存分に自己の力を示して欲しい。」

余白をわざと設けているのは、別に枚数稼ぎという意図はなく、修正のための書き込みスペースを用意し、かつ、ナンバリングの階層の如何によらず行頭を揃えるという目的のものだと思いますが(少なくとも私はそのつもり)、考査委員には「枚数稼ぎ」するためにズルしているように思われてしまっているということですな。

やれやれ、気を付けなければなりませんな。

2010年4月26日

毎日が休肝日

キリン 休む日のAlc.0.00%」(キリンビールのサイトより)

試験直前ということで、ワタクシ、今月に入ってからアルコールを一切摂取していません。しかし、飲みたい気分の時もありますから、ノンアルコールビールをあれこれと試しています。

最近の新製品の中で個人的になかなかうまいと思ったのが上記の「キリン 休む日のAlc.0.00%」というやつ。ノンアルコールビールは変な口当たりのものが多いですが、これはあまり気にならない。

ということで、毎日のように買ってきては飲んでいます。


今までで一番うまかったのは元祖ノンアルコールビールといえるバービカンなんですが、知らぬ間に宝酒造が販売権を手放したようで、あまりお目にかかることがありません。北12条の100均に売ってたりしますが。

2010年4月27日

出題に係る法令は試験日に施行されているもの

時効廃止を即日施行=殺人など、改正法成立」(ヤフーニュースより)

刑法及び刑事訴訟法の一部を改正する法律が国会で成立し、即日公布・施行されました。この法改正を公布する官報のPDFをアップしておきます(この号外は著作権法13条4号で権利の対象とならないはずなのでアップしても問題ないでしょう)。

官報特別号外14号

官報をまじまじと見ることもなかなかありませんが、見ていると、公式令廃止後も法律の公布は原則として官報によるという判例[最判1957(S32).12.28]や、法律の公布の時期は、一般の希望者が官報を閲覧し又は購入しようとすればそれをなし得た最初の時点であるという判例[最判1958(S33).10.15]を思い出したりします。
また、法律の頭にはちゃんと「御名御璽」があり、「内閣総理大臣 鳩山由紀夫」と書いてあるなぁ、とか(憲法7条1号参照)、一番最後に法務大臣と防衛大臣の署名があって、内閣総理大臣が連署しているなぁ、とか(憲法74条参照)、気を付けてみるとなかなか興味深いですね。

あと、新司法試験受験生的に問題となるのは、この法改正が試験範囲に入るという残酷な事実。

以下は法務省サイトの「平成22年新司法試験に関するQ&A」より。

Q15 出題に係る法令には,基準はありますか?
A 原則として,新司法試験が実施される日に施行されている法令に基づいて出題することとされています。

Q16 試験の近い時期に法令の改正があった場合,出題は,どの時点の法令に基づいてなされるのですか?
A 法令の改正があった場合も,原則として,試験日に施行されている法令に基づいて出題されます。

2010年4月28日

これはセーフかな?

<奈良地裁>検察官不在のまま判決言い渡す 再度言い渡しに」(ヤフーニュースより)

刑事事件の判決公判で検察官が出席していなかったことを看過して裁判官が判決を言い渡し、直後に気付いて慌てて検察官を呼びだして再度言い渡したという話。


刑事訴訟法

342条 判決は、公判廷において、宣告によりこれを告知する。
282条2項 公判廷は、裁判官及び裁判所書記が列席し、且つ検察官が出席してこれを開く。


記事によると、午前11時50分に始まった公判で、裁判官が有罪判決を被告人に言い渡したが、閉廷直前に「検察官は来てなかったの?」と気付き、書記官が電話で呼び出した。約5分後、検察官が何度も頭を下げながら入廷。裁判官は「もう一度、改めて宣告をやり直します」と前置きして判決主文を読み直した、とのこと。


平成19年の重要判例解説に似た事件が載っています[最決2007(H19).06.19]。

重判登載の事件では、今回のニュースと同じように検察官の不在を看過して判決を言い渡したのですが、さらに、そのことに気付かないまま裁判官も被告人も退廷してしまい、被告人が裁判所から勾留先の刑務所に出発してしまった段階で書記官が検察官がいなかったことに気付いて裁判官に伝え、裁判官は慌てて検察官を呼び出すと共に被告人を刑務所から裁判所に呼び戻し、みんな揃ったところで改めて判決を宣告したという事実関係になっております。これについて最高裁は被告人が法廷外に出た段階で公判期日は(違法なまま)終了しており、改めて判決を宣告したのは事実上の措置に過ぎず法的な効果を有しない旨判示しています。

この判例との対比ですと、今回は被告人も裁判官も在廷している状態で裁判官が検察官の不在に気付き、検察官を呼びだして判決の宣告をやり直していますから、一応セーフということになりそうですね。

検察官は別の仕事に追われていてうっかり忘れてしまっていたようですが、気を付けないといけないですよね。

2010年4月29日

最後の模試

今日は2回目の短答式模試(総択)。試験まで2週間切った段階で模試受けるのも考えものですが、仕方がない。

前回より少々点が落ちてしまいました。ま、直前に穴が確認できたということで、よしとしましょう。

2010年4月30日

冷えピタ

夕方に妻と一緒に娘を保育園に迎えに行ったら、おでこに冷えピタを貼られていました。朝にやや鼻ぐすぐすいっていたのですが、昼間に37.5度ほど熱が出たということで。また何か別の風邪をもらったみたいですね。GWの間に治さないと・・・・。

ま、休み休みとはいえ、保育園に通う最初の一ヶ月をクリア出来て何よりでした。

※ ※ ※

明日から5月ということで、新司法試験まであと2週間弱になりました。一応毎日更新を標榜している当ウェブログですが、昨年、一昨年に引き続き、5月16日の試験終了までは不定期更新といたします。あしからずご了解ください。

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