まさに都市鉱山
「使用済み携帯57万台回収、金7千万円分「発掘」」(ヤフーニュースより)
当ウェブログで以前紹介した、使わなくなって退蔵されている携帯をリサイクルに出すと抽選で商品券が当たる「たんすケータイあつめタイ」なるキャンペーン、結局57万台近い携帯を回収したそうです。
商品券の当たり数は15万枚ほどだったそうなので、当選率は4回に1回ほどと、噂に違わぬ高確率だったようです。
あと、金が22キロも回収されたというのはすごいですね。仮に端末1台当たりの重さが200グラムだと仮定すると、57万台全部で114トンになります。そこから金が22キロ取れたとしたら、1トンあたり約193グラムの金が取れたことになります。
国内最大の金鉱山である鹿児島の菱刈鉱山の紹介サイトによると、世界の主要な金鉱山の平均的な品位は、鉱石1トンあたり5グラムほどで、高品位の菱刈も1トンあたり平均40グラムということ。1トンあたり約193グラムという値は、そのさらに5倍ほどの超高品位鉱石と同視しうるものということになります。
上記記事によると、国内には2億台ほどの「たんすケータイ」が眠っているとのこと。仮に、それらをすべて回収・処理して金を取り出せば、今回の結果との対比では約7.7トンの金が取れることになります。菱刈鉱山の現在の産金量が年間7.5トンとのことですから、それに匹敵する量ということになりますね。
まさに都市鉱山ですね。