「一票の格差」違憲判決
「8月衆院選 格差2倍で「違憲」 選挙は有効 大阪高裁」(ヤフーニュースより)
8月の衆議院議員選挙について、「一票の格差」を違憲と判断した判決。
やはり、2倍超えると違憲だというのが素直な解釈だと思うのですよね。選挙権を2人前与えているのと同じことになってしまいますからね。
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「8月衆院選 格差2倍で「違憲」 選挙は有効 大阪高裁」(ヤフーニュースより)
8月の衆議院議員選挙について、「一票の格差」を違憲と判断した判決。
やはり、2倍超えると違憲だというのが素直な解釈だと思うのですよね。選挙権を2人前与えているのと同じことになってしまいますからね。
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コメント
2人前とまではいかない大盛り(たとえば1.5人前)は問題ないんですか?
憲法学者の間では2倍を閾値とするのが多数説のようですが、どこから2という値が出てくるのか、私には不思議です。
多分、整数を特別視しているんでしょうな。
投稿者: くる | 2009年12月29日 16:46
>くるさん
コメントありがとうございました。
2倍を基準にするのは、投票用紙2枚与えているのと同じだという、連想のしやすさからきていると思います。その意味では、整数を特別視しているということにはなるんでしょうね。
投票価値の高い選挙区を1にして考えると(例えば1:2、1:3ではなく0.5:1、0.33:1みたいに考える)、整数を特別視できなくなってしまいますから、また考え方が変わってきそうに思えますね。
投稿者: kumamine | 2009年12月30日 12:05
異なる選挙区間の議員定数の不平等を論じるときに、「投票用紙2枚」の喩えを出すのは変じゃないですか?
例えば小選挙区制度のもと、A選挙区とB選挙区があって、両選挙区の有権者数がぴったり同じだとします。議員1人を選ぶのに、A選挙区では1人1票、B選挙区では1人2票ずつ投票してもらうという方式を採用した場合、A選挙区の人は、B選挙区ではずいぶん馬鹿馬鹿しい方式を採用したんだねと言って笑いこそすれ、不平等だと言って怒ったりはしませんよね。
投稿者: くる | 2009年12月30日 21:36
>くるさん
その例の場合だったら馬鹿馬鹿しい、で済むのですが、実際に問題になっているのは、以下のような例じゃないでしょうかね。
α、β、γの3小選挙区があり、αは有権者数10万人、βγは各5万人だとします。この場合、αとβ・γの一票の価値の格差は、β+γという定数2の中選挙区を措定して、そこの有権者には2票が与えられているのに等しいということになる、って感じですかね。
あー、でも何か変な感じだな。よく分からなくなってきました。
ちなみにアメリカ合衆国の下院に関しては一票の格差は1:2どころでなく限りなく1:1にするよう選挙区割りがしょっちゅう変更されるという話を聞いたことがあります。逆に上院は各州2名だから一票の格差がすごくあるということになるのですがね(1:70ほどになると思われます)。
投稿者: kumamine | 2009年12月30日 23:01
>β+γという定数2の中選挙区を措定して、そこの有権者には2票が与えられているのに等しい
βとγあわせて議席は2つですけど、βの有権者も、γの有権者も、1票ずつしか与えられてませんよ。
変でしょ^^;
投稿者: くる | 2009年12月30日 23:44