« 冤罪の恐ろしさ | メイン | 続・冤罪の恐ろしさ »

2009年6月 4日

今年は215点

平成21年新司法試験短答式試験結果」(法務省のサイトへのリンク)

今年の第4回新司法試験の短答式の結果が発表されました。

昨年は230点が合格最低ラインでしたが、今年は215点になりました。全体の平均点が250.7点から228.1点に大幅下落していますので、ま、穏当なところかと思います。ただ、短答式試験の合格率が昨年の74.6%から68.7%に低下しており、短答式合格者数は4654人から5055人と微増にとどまっています。今年の合格者数は2400人~2900人が想定されているようですから[第34回司法試験委員会会議(2007年4月19日)の「ヒアリング提出資料」中「新旧司法試験合格者数案」(PDFファイル)より]、短答式合格者の最終合格率は47.5%以上と、昨年実績の44.4%より高いことが見込まれます。尤も、昨年の合格者数は上記「案」が2100人~2700人としていたところ、実績は2065人だったのであくまでも見込みにすぎませんが。


自己採点したところ、マークミスがなければ215点は超えているはずですが、素点ベースで昨年より30点以上悪い点になってしまい、合格者平均点の248.5点には遠く及ばない点数になってしまいました。やれやれ。

ま、それでも9月10日の最終合格発表まで望みを繋ぐことができたことは素直に喜ばなければなりません。マークミスが怖いけど。


あ、あと、今年の新司法試験では広島会場でちょっとしたハプニングがあったようですな。

司法試験:1分早く終了?--広島会場」(毎日新聞のサイトより)

短答式刑事系の試験で試験監督が1分早く「試験終了です」と宣言してしまった模様。結局、当該試験室の受験生は短答式刑事系につき一律3点の加点を受けたそうです。

5 加点措置について
 1日目3時限目に実施された短答式試験刑事系科目に際し,広島試験地の試験室(受験者69名)において,監督員が試験終了時刻の約1分前に試験の終了を告げたことにより,適正な試験時間の確保がされなかったことが認められた。
6月3日に開催された司法試験委員会において,これに関する措置として,上記試験室で受験した受験者全員につき,短答式試験刑事系科目の得点として3点を加算することが決定された。

短答式刑事系は問題の毛色がかなり変わって、手数がかかる問題も多く私なんぞ時間ギリギリやったからなぁ。たかが1分とも思えますが、されど1分ですな。

なお、上記毎日の記事によると、広島会場の試験監督はイベント企画・運営会社のコングレが受託していたそうです。コングレ、かぁ。記事では本社東京になっているけど、元々大阪の会社なんだよね。昔仕事の関係でコングレに同時通訳とか頼んだことあるなぁ。

(追記)
上記した広島会場の加点措置で、一人追加合格になった人がいたそうです。まさに、命拾いした感じですね。

新司法試験:法務省、広島会場でのミス発表 1人追加合格」(毎日新聞のサイトより)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rigorist.net/weblog/mt-tb.cgi/1566

コメント

短答突破おめでとうございます。最終合格をご祈念いたします。
晴雨

>晴雨様

ありがとうございます。
今更じたばたしてもどうにもなりませんが、とりあえず(致命的なマークミスがない限り)論文式を見てもらえるということは有り難い話です。

また近々ぜひ一献。

よろしくお願いします。北大入試相談,新司法試験相談御願いします。
あと,メール見逃している可能性大なので,返事がなければ再度メール等願います。子どもさんが,いまは大変でしょうがよろしくお願いいたします。晴雨

このサイトのフィードを取得



Powered by Movable Type 4.25
Movable Type 4.25

Valid XHTML 1.0 Transitional