« カーボンフットプリント | メイン | 受験票到着 »

2009年4月21日

「緻密」とみるか、「この程度」とみるか

和歌山カレー事件 最高裁判決全文」(ヤフーニュースより)
毒物カレー事件 状況証拠認定に賛否」(ヤフーニュースより)
緻密な有罪認定、プロ裁判官の職人芸 和歌山カレー事件」(ヤフーニュースより)

いわゆる和歌山の毒物カレー事件、被告人の林真須美氏の死刑判決が確定しました。

林氏と犯行を直接結びつける証拠がないまま、スプリング8まで動員して状況証拠を積み上げたことを「緻密」と評価するか、状況証拠しかないという点に着目して「この程度」と評価するか、立場によって分かれるところです。

無辜を処罰しないことを刑事訴訟の目的と考えるならば、やはり、今回の判決に対しては否定的な評価をするしかないように個人的には思います。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rigorist.net/weblog/mt-tb.cgi/1536

このサイトのフィードを取得



Powered by Movable Type 4.25
Movable Type 4.25

Valid XHTML 1.0 Transitional