アカデミック・ハラスメント
「院生の論文盗用、アカハラも=准教授を諭旨解雇-広島大」(ヤフーニュースより)
研究大学院の世界って実に封建的なものですから、こういうのが罷り通るわけです。
浦沢直樹・勝鹿北星の漫画「MASTERキートン」で、主人公の平賀キートン太一が東都大学の考古学講座に面接に行くという話があり、その中で講座の主任教授(考古学会の重鎮)に論文をパクられそうになり、「返していただきます。誰のものでもない、これは私の論文です」と奪い返すシーン(台詞は不正確かも)があって印象的だったのですが、実際に、そういうことが今でもあるんですな(ただ、劇中でキートンは院生ではないですがね)。
しかし、つい一昔前でしたら、院生は泣き寝入りを強いられる他なく、教員が諭旨解雇になるとかはありえなかったと思われるので、最近は徐々に風通しがよくなってきているといえるのかもしれません。