関西では新聞でもマクドと略される
「[ネタ]マクドとマック」(「江草乗の大人の物欲写真日記」より)
大阪で高校の国語教師をなさっている方のブログで拾ったネタ。
大手ファストフードチェーンのマクドナルドのことを、関西人(とフランス人とフィリピン人)は「マクド」と略するという話は有名ですが、関西では、新聞の見出しでも「マクド」やで、という話が写真入りで紹介されています。
写真から、紙面で「マクド」と書いた新聞は産経新聞であることが確認できるのですが、ネット版の産経新聞では、「マック「名ばかり管理職」訴訟が和解」というタイトルになっております(MSN産経ニュースへのリンク)。
産経新聞に限らず、全国紙は地域ごとに本社があることが多く、紙面構成は地域によって異なるので、こういうことが起こりうるわけです。しかし、新聞の紙面を後日確認するのに活用される縮刷版は大抵東京本社のものを基に作られているので、こういうローカルな情報は、後では確認しがたいものになってしまいます。よって、上記の写真入りのブログ記事はネタとして貴重なものといえましょう。
なお、最近創業者が河から救出されたケンタッキーフライドチキンのことを関西では「かしわ」、あるいは「かしわ屋」ということがあります。「かしわ」ちゅうのはそもそも鶏肉のことですから、KFCに限らずフライドチキンは「「かしわ」の揚げたもん」なわけです。ただ、「マクド」とは違って誰彼なく「かしわ」と呼んでいるわけではありませぬ。特に略さず「ケンタッキー」言うことの方が多いようにも思います。
余談ですが、日本マクドナルドのウェブサイトは、メタキーワードとしてソースファイルに「・・・・マック,マクド,・・・・」と記載するSEO対策を施していますので、「マクド」という略語は一応日本マクドナルドも意識せざるをえない程度に普及しているといえそうです。
一方、日本ケンタッキー・フライド・チキンのウェブサイトは、「かしわ」というメタキーワードを記載していませんので、「かしわ」はさほど普及していない略称であると言えるかも知れません(ただ、ケンタッキーのメタキーワードは「ケンタ」とか「ケンチキ」といった比較的ポピュラーと思われる略称も含んでいないので、両社のSEO対策に関する考え方の違いといった方が適切かもしれません)。