消費者団体訴訟
「ツアー解約してもマイルは返して!...JAL子会社を提訴へ」(ヤフーニュースより)
航空会社のいわゆるマイルは、ワタクシのように年に数回、しかも国内便にしか搭乗しない者にとっては貯まる前に期限が来てしまうため、結局使ったことがありません。
上記記事は、マイルを使ったツアー予約を解約したらマイル没収になってしまうということが問題になっているのですが、ただでさえ貯めるのに一苦労のマイルが使いにくくなっているということで、ひどい話ですね。
さて、本件では、原告としてNPO法人「ひょうご消費者ネット」が出てきます。一種のクラスアクション的制度である、消費者団体訴訟によって行われるということ。特別法により、認定を受けた消費者団体等に原告適格が認められるという制度です。
私が今年の新司法試験に向けて受講してきた某予備校の答案練習会は、民事訴訟法で法人格なき社団の原告適格の問題を何回も出してきました。解いている方としては、「えっ、またなの?」みたいな印象を受けたのですが、こんなにしつこく出すということは、某予備校は原告適格のあたりがひそかにヤマだと踏んでいるということかもしれません。
その関連で、消費者団体訴訟制度も押さえておいていいかも知れません。