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2009年1月 8日

TKCの短答式試験の結果について再考

10日ほど前に、TKC短答式試験の結果から、次回新司法試験は短答式が激戦かも、という記事を掲載しましたが、前回の記事の際は手元になかった、昨年度の結果に関する正確なデータを見つけだしましたので、再度、細かく見ていきたいと思います。

まず、昨年度(2007年度)と、今年度(2008年度)に実施されたTKCの短答式試験の平均点推移は以下の通りです。今回は、各科目ごとの点数についても掲載しました。

総合得点(350点満点)
07年度 9月:172.3点→12月:187.4点→3月:220.0点
08年度 9月:181.9点→12月:214.9点→3月:    ?点

公法系得点(100点満点)
07年度 9月:45.4点→12月:52.1点→3月:57.6点
08年度 9月:55.0点→12月:58.4点→3月:   ?点

民事系得点(150点満点)
07年度 9月:72.9点→12月:77.1点→3月:98.1点
08年度 9月:74.1点→12月:92.0点→3月:   ?点

刑事系得点(100点満点)
07年度 9月:54.0点→12月:58.2点→3月:64.3点
08年度 9月:52.7点→12月:64.5点→3月:   ?点


9月の結果については、公法系について今年度の方が約10点上がっている以外は、昨年度も今年度も大して変わりません。そして、公法系については、部分点の付け方が甘めに変わったので、その影響も数点分はあろうかと思いますので、結局、9月時点では昨年度と今年度には有意な差がなかったと言ってよいかと思います。

そして、12月の結果ですが、科目ごとに見ていくと、民事系の得点が約15点上がっている点に注目すべきかと思います。私が試験を受けた印象としては、民事系の難易度は、商法が妙に細かかったのでむしろ難しかったといってもいいくらいだったのですが、にもかかわらず点数は大幅上昇しているわけです。

私は民事系は苦手なので、私にとっては難しいけど多くの受験生にとっては簡単だったという可能性もありますが、私が特に出来なかった商法に関しては、平均も正答率5割強と民法、民訴法と比べて低いので、私の印象がさほど全体的傾向から外れているとは思えません(とはいえ、私の正答率は5割切ってるからアカンねんけど)。

ということで、やはり、例年より受験生のレベルが高くなっていると考える方が無難かと思います。そして、私は民事系をもっと点数取れるようにせなアカン。

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