実名出していいの?
今日の読売新聞朝刊に「あなたも裁判員 被告の立場」という連載記事が掲載されており、その中で、米軍統治下の沖縄での陪審員裁判で、被告人になった体験がある人が実名で出てきました。
この陪審員裁判は、伊佐千尋氏のノンフィックション『逆転』の題材になったものだそうです。『逆転』といえば、ノンフィックションにおける実名での前科公表が不法行為になりうるとして慰謝料請求が認められた裁判[最判1994(H06).02.08]が思い出されますが、読売の記事では実名はおろか写真まで出てきてたので、「おいおい、実名出すなと慰謝料請求したんじゃないの?」と思ってしまいました。
調べたら、読売の記事で出てきた人は執行猶予がついたと書かれていた一方、上記最高裁判決で慰謝料請求が認められた人は実刑判決を受けたということなので、別人でした。『逆転』の裁判は被告人が複数いたのね。
とんだ早とちりでした。
昨日書いた虫歯は、レントゲン撮影の結果浅いということなので、しばらく経過観察となりました。削られずに済んだ。