法律事務所を経営する女性???
今日届いたスパムの紹介。
Subject:●●●ですけど、覚えていますか?
私の名前は○○●●●。33歳、法律事務所を経営する女性です。数ヶ月前に貴方のプロフィールとメールアドレスをあるところで知りました。実はその時に貴方宛に一回連絡もしているのですが、返事が来なかったのでそれっきり諦めていました。
でも、貴方の事がずっと気がかりで...。そこで今回、勇気を出して再度、連絡をしてみたというわけです。
いきなりかもしれませんが、場所や日時を設定の上、私と会ってくれませんか!?もちろんタダでとは言いません。会ってくれるならデート代など全ての諸経費は私持ちという条件付きです。さらにプラスαとして私が貴方に100万を支払います。
なぜ?と思いますよね。私の事も知らなくて疑う気持ちがあるのは当然だと思います。私も、そんな形で会うのは嫌なので、自己紹介や私の写真など、実際に貴方の目で確認して欲しいと思っています。次のメールで送るので返信頂けませんか?
PS.宣伝とかではないので無視しないで下さい(笑)前回、返信なくて相当、落ち込んだので、返事は必須でお願いしますm(__)m
やれやれ、バカバカしいまでに突っ込みどころ満載ですね。
とりあえず、あんたのことそもそも知らんし、知らんやつが会いましょうとか、いきなりにもほどがあるっちゅうねん。
あと、「法律事務所を経営する女性」という言い回しが特にありえない。弁護士法74条から、「法律事務所」は弁護士しか使えない呼称ですが、弁護士なら普通「弁護士です」というでしょう。
※弁護士法より
(非弁護士の虚偽標示等の禁止)
第74条 弁護士又は弁護士法人でない者は、弁護士又は法律事務所の標示又は記載をしてはならない。
で、念のため、というか、ここでネタにするために日弁連の弁護士検索で○○●●●を探してみましたが、勿論そんな名前の弁護士は登録されていません。
ということで、自称弁護士の○○●●●さんには、弁護士法の以下の条文も摘示しておきましょう。
(虚偽標示等の罪)
第77条の2 第74条の規定に違反した者は、百万円以下の罰金に処する。