不即不離、不可分一体・・・・
今日は、環境法特論の授業。環境法百選の判例をつぶしています。
大阪国際空港事件[最判1981(S56).12.16]の、評判の悪い「不可分一体」論の意味、やっとわかった感じ。厚木基地事件[最判1993(H05).02.25]と比較するとわかりやすかったです。
最高裁がいわんとするところの意味はわかったと思うけど、けったいな話ですね、やはり。
あと、この授業の担当教員は、アメリカの大学に留学して環境法の勉強をしてきた弁護士なので、アメリカ法を使った訴訟の話がでてきて、大変興味深かったです。沖縄県名護市の海上ヘリ基地の建設止めるためにアメリカの「国家歴史遺産保護法(National Historic Preservation Act)」を使うとかね。そんな手は、なかなか思いつきませんね。
(追記)大阪国際空港事件最判について、私なりの理解を図にしてみたので、よかったら見てみてください。んで、間違っていたら教えてください。