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2007年10月20日

何点やったらええのやろ??

この間の日曜日に受験した論文答練の添削が返ってきたんですが、点数の基準がいまいちよくわかりません。いや採点基準という話ではなくて、ほんま、点数の話でして。

旧司法試験の答練やったら、25点でまあ合格答案、28点やったらホームラン、21~2点やったらまーアカンわな、ちゅう感じやったと思うんですが、新司法試験の場合、旧の25点に当たるような指標になる点数がそもそもあるのか、あったとして何点くらいなのか、わからへん・・・・。

また、調べないとあきまへんな・・・・。

(追記)

で、私なりに調べた結果です。まぁ眉に唾付けつつ。

昨年11月の司法試験委員会考査委員会議の申し合わせ事項によると・・・・

新司法試験の論文式で「優秀」と評価される答案(上位5%程度)には、

○200点満点で150点以上
○100点満点で75点以上
○50点満点で38点以上

・・・・の点数が配点されます。

「良好」な答案(「優秀」に至らず上位30%程度まで)には、

○200点満点で149点~116点
○100点満点で74点~58点
○50点満点で37点~29点

・・・・が配点されます。

「一応の水準」(「良好」に至らず上位70%程度まで)だと

○200点満点で115点~84点
○100点満点で57点~42点
○50点満点で28点~21点

・・・・が配点されます。

上記未満だと「不良」な答案として上記未満の点数が配点されます。

一方、最終合格の最低点は、第1回が915点、第2回が925点です。申し合わせによると、短答:論文は1:4で評価されますので、論文式は800点満点を1400点満点に換算しています。

んで、短答試験で210点取らないと論文を見てもらえなかったわけですから、論文式の安全圏は第2回で715点、素点では408.6点です。素点100点あたり51点てところですかね。

来年の第3回新司法試験は合格がさらに厳しくなることを考えると、安全マージンを取って素点100点あたり60点程度を合格ライン(つまり、旧司法試験答練の「25点」の答案)として考えるのが無難なような気がします。今年仮に論文式ですべての科目について6割とれていたら、短答式が210点ぎりぎりでも総合1050点で、大体上位2割程度には位置することができるわけですから・・・・。なお、短答式210点で上位3割(総合点1007点)に食い込もうとしたら、素点100点当たり57点弱が必要です。

上記は、短答での逃げ切りを考えると若干変わってきます。第2回は短答平均が240点程度だったようですから、短答240点で総合925点に届かせるためには論文は685点、素点だと391.4点だから、100点あたりで49点弱で届く。短答240点で上位2割の1050点に届かせるためにも、58点弱ですむから、ぎりぎりで「良好」か、「一応の水準」の中でまぁあともかな、というものを揃えればOKちゅうことになるね。

参照:
○「採点基準及び成績評価等の実施方法・基準」(2006.11.16司法試験委員会考査委員会議申し合わせ)
○「平成18年新司法試験の結果」(2006.09.21法務省大臣官房人事課)
○「平成19年新司法試験の結果」(2007.09.13法務省大臣官房人事課)

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