(9/18~21のエントリーは、9/22にまとめて記載しております)
今日はまず、黒岳ロープウェイとリフトを使って、黒岳7合目まで。事前の天気予報だと悪天候が心配されましたが、まあまあまの曇天。
山頂付近は紅葉していましたが、7合目はまだでした。7合目登山口から山頂までは片道1時間半程度でいけるそうので、割とお気軽な登山が出来そうです。今度は是非山頂まで行ってみよう。
黒岳ロープウェイの駅の近くに、環境省の層雲峡ビジターセンターがあります。こじんまりとしていますが、層雲峡の特異な風景の成り立ちなどがわかりやすく説明されていました(3万年前くらいに大火砕流があり、その後の浸食作用で出来たそうな)。
その後、層雲峡から国道273号で三国峠を越えて然別湖方面へ。三国峠は道内の国道の通る峠では一番標高が高いそうで、駐車場からの眺めはなかなかに壮大です。
然別湖に向かったのは、持っていたガイドブックに「オショロコマ天丼100円」という記載があり、昼飯にいいかな、という発想からでした。しかし、行ってみますとオショロコマ天丼は1000円でした。ガイドブックの誤植です。
国道273号の三国峠方面から(糠平温泉を経て)然別湖に行く道道85号は舗装こそされているもののかなり狭く、かつカーブの多い道路であり、結構しんどかったです。
然別湖は大雪山国立公園の中では唯一の天然湖で、かつ、第1種特別地域(自然公園法13条1項、自然公園法施行規則9条の2第1号)に指定されているそうなので、自然がかなりよく守られています。オショロコマというのは、陸封型のサケ科の魚で、白身の淡泊な味でした。
折角なので遊覧船に乗ったりしました。伝説では、オショロコマは「飢饉の時以外は食べてはならない」そうな。食ってもうたがな。
その後、道道85号を進んで鹿追町の市街地に向かいました。途中、駐車場の併設された展望台で、びっくりするほど景色がよかったので自動車を停めました。自衛隊のジープが止まっていて、隊員が2人います。
自衛隊の人も休んでいるのかな、と思いましたら、よく見ると無線機や望遠鏡を携行しています。
「ババァァァァーン」
突然の爆発音に驚愕。よく見ると、下の方の原野で火焔があがり、数秒後に爆発音が鳴り響いているようです。下の原野は自衛隊の演習場になっていて、まさに実弾射撃訓練が敢行されていた模様。着弾する地響きも聞こえてきたので実弾だったようです。
ここで、私は恵庭事件を思い出しました。恵庭事件は、自衛隊の砲撃訓練に怒った牧場主の兄弟が自衛隊の通信線を切断したのが自衛隊法違反に問われた事件ですが、そもそもの発端の射撃音というものを私は聞いたことがなかったので、こんなでかい音したら、牛もびっくりするやろし、近所の人も怒るわなぁ、と実感。
夜は、帯広に投宿。十勝ビールのレストランがなかなかよかったです。