« インターネット情報の引用の仕方 | メイン | 民事執行・保全法補講 »

2007年3月30日

Klagegrund

新学期に向けて、指定書を読み始めていますが、一つ疑問に思ったことがありました。

いわゆる要件事実に関して、ドイツ語の略語で請求原因をKg、抗弁をEなどと表示することがある旨、教科書には記載されています[例えば、『問題研究 要件事実-言い分方式による設例15題-』(2003 財団法人法曹会)20頁など]。

この、KgだのEだのを、「カーゲー」という感じにドイツ語風で読むべきなのか、「ケージー」という感じに英語風に読むべきなのか・・・・。

一番リスキーなのは、「ケージー」と読むべきところを知ったかぶりして「カーゲー」と読んでしまい、何格好つけているのか、と笑いものにされることでございます。逆に、「カーゲー」と読むべきところを「カーゲー」ときっちり読めば、よくわかっておる、と、高評価を受けることになりましょう。
「ケージー」と読んだ場合は、それが正しければ普通にそれまでですし、間違っていたとしても恥をかくことにはならないでしょう。
・・・・うぅむ、悩ましいところだ。


この点について、友人で弁護士をやっている人に、「研修所ではどう言ってた?」という質問をしましたところ、「ケージーだったと思う。ただ、そもそも請求原因と日本語でいうことが多かった」ということでした。

「カーゲー」にせよ、「ケージー」にせよ、無理して略語を使うことを考えるより、まずはきっちり概念を理解することが先決、ということですな・・・・。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.rigorist.net/weblog/mt-tb.cgi/786

このサイトのフィードを取得



Powered by Movable Type 4.25
Movable Type 4.25

Valid XHTML 1.0 Transitional