第2回新司法試験の出願者は5401人
タイトルのような報道がなされています。(ヤフーニュースへのリンク)
えぇっ、と驚くような少人数です。
今年の新司法試験は、今年法科大学院を卒業する約5700人と、去年の卒業者のうち、不幸にして第1回新司法試験に不合格だった1100人程度が受験資格保持者であるはずですので、出願者が6000人を下回ることはないと思っていましたが、「たった」5401人とは・・・・。
尤も、上記の、「今年5700人が卒業」というのは定員ベースでの値ですから、定員をやや下回っている現状では卒業予定者はそれよりは少ないでしょうし、新司法試験は「卒業後5年以内に3回」という受験回数制限がございますので、受験回避する方が一定数存在するのは仕方がないですが、それにしても少なすぎる。
私が法科大学院に入る前に、新司法試験の合格率を試算したことがあるのですが(そのときの試算結果はこちら)、その試算だと、第2回新司法試験の合格率は24%~31%と出ました。しかし、当該試算は、出願者数を7200~7400人と予測してのものですので、実際の出願者数を踏まえると記事の通り、合格率は33~41%となりそうです。
尤も、合格率がどれだけ高かろうが不合格になるときはあるし、合格率がどれだけ低かろうと合格する者はいる、ということで、合格率に一喜一憂するのはよくないのでしょうが、出願者がこれほどまでに少なかった原因は、分析する必要があると思います。