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2005年7月17日

伊藤整

4月に札幌に来てから、ほとんど札幌から足を踏み出すこともなく3ヶ月過ぎてしまいました。
このままではさすがにいかんなぁ、と思っていましたが、折角の連休だし、課題も出ていない
という気安さから、今日はクラスの人を誘って少しだけ遠出をしてきました。

行き先は、小樽です。勝手に遠いというイメージを持っていましたが、実は電車で30分ちょい
という近場です。
小樽市立文学館で、伊藤整の企画展をやっていまして、法学をやっている人なら誰でも
知っている、「チャタレイ事件」の資料も展示しているというので、ま、勉強がてらという名目
もありつつ。
文学館の展示は、伊藤整の生い立ちや、文学作品、そして「チャタレイ事件」の資料と、
なかなか見応えあり、でした。
あと、個人的には小林多喜二の資料が興味深かった。『蟹工船』の描写に圧倒されて以来
僕の中では最も尊敬する作家のうちの一人です。

あとは、地ビールを買って岸壁で海見ながら飲んだり、寿司喰ったり(回ってたけど)と、
享楽的な休日を満喫。

伊藤整は、旧制小樽中学時代、作文の成績が甲乙丙の丙、すなわち最低だったという
話があり、ウケました。学校の成績って当てにならないことも多いんだなぁ。

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