鳥取県湯梨浜町のウラン残土問題
鳥取県の湯梨浜町(旧東郷町)方面(かたも)地区には、昔ウラン鉱山があり、廃鉱になったところ(民有地)にウラン採掘に伴って出てきた放射能を帯びた残土が長年放置されています。
1988年にこの問題が発覚した後、方面地区の自治会と、ウランの採掘を行っていた原子燃料公社の後継である動力炉・核燃料開発事業団(今は核燃料サイクル開発機構になっている)との間で協定書が結ばれ、撤去されることになったのですが、今もってその協定書の内容は履行されていません。
この問題は、自治会と核燃機構の間で裁判になって、最高裁決定で自治会側の請求が認容、確定しているのですが、核燃機構側は、アリバイ的に、500メートルしか離れていない隣の集落の土地に残土を移動して、ごまかそうとしているそうです。
(2/21追記:早ければ2/22にも、移動作業に着手するとの予想もあります。)
危険な放射能を集落の裏山に長年放置して、協定書も反古にして、挙げ句の果てに隣の集落に移して終わり、というのは、全くもって方面地区の住民、湯梨浜町の住民、さらには鳥取県民を馬鹿にした話です(隣の集落は県立自然公園の区域で、鳥取県は条例に基づき移動中止命令を出しているようだ)。
詳しくは、ウラン残土訴訟を支える会のサイトをご覧ください。
仕事がなければ私も現地に支援に馳せ参じるのですが・・・・。